CA ARCserve Replication r16:インストール・基本設定

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CA ARCserve Replication / High Availability r16のインストール・基本設定を行います。
今回はレプリケーション(Replication)の機能のみを使用し、高可用性(High Availability)の機能は使用しません。

テスト環境の構成

名前 コンピュータ名 OS IPアドレス 備考
レプリカサーバー WINDOWS2008R2 Windows Server 2008 R2 192.168.0.226 レプリケーション先のサーバー
マスタサーバー WINDOWS2008 Windows Server 2008 192.168.0.224 レプリケーション元のサーバー

事前準備

  1. レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、Windowsファイアウォールの設定を変更し、TCPポート8088と25000の送受信を許可する。
  2. レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、フォルダ「C:\レプリケーション\共有」を作成する。
  3. マスタサーバー(WINDOWS2008)で、Windowsファイアウォールの設定を変更し、TCPポート25000の送受信を許可する。
  4. マスタサーバー(WINDOWS2008)で、フォルダ「C:\共有」を作成する。

コントロールサービスのインストール

レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、以下の操作を行う。

  1. DVDドライブにインストールメディアを挿入し、実行する。
  2. 「CA ARCserve RHA r16 製品インストールブラウザ」画面で、「コンポーネントのインストール」をクリックする。
  3. コンポーネントのインストール」画面で、「CA ARCserve RHAコントロールサービスのインストール」をクリックする。
  4. 「インストールで使用する言語を次の中から選択して下さい。」画面で、「OK」をクリックする。
  5. 「CA ARCserve RHA Control Serviceをコンピュータにインストールするには…」画面で、「インストール」をクリックする。
  6. 「CA ARCserve RHAコントロールサービス用のInstallShieldウィザードはようこそ」画面で、「次へ」をクリックする。
  7. 「使用許諾契約」画面で、「ライセンス使用条件に同意する」を選択し、「次へ」をクリックする。
  8. 「ユーザ情報」画面で、「次へ」をクリックする。
  9. 「インストール先のフォルダ」画面で、「次へ」をクリックする。
  10. SSL設定」画面で、「次へ」をクリックする。
  11. 「サービスログオン情報」画面で、「次へ」をクリックする。
  12. 「コントロールサービスの役割」画面で、「次へ」をクリックする。
  13. 「プログラムをインストールする準備ができました。」画面で、「インストール」をクリックする。
  14. しばらく待機する。
  15. 「完了」をクリックする。
  16. 「終了」をクリックする。

マネージャのインストール

レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、以下の操作を行う。

  1. スタートメニューから「すべてのプログラム→CA→ARCserveRHA→概要ページ」を選択する。
  2. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityへのログイン」画面で、上部の黄色いバークリックし、「イントラネット設定を有効」を選択する。
  3. 確認画面で、「はい」をクリックする。
  4. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityへのログイン」画面で、ユーザ名欄に「administrator」と入力し、パスワード欄にadministratorのパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする。
  5. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityの概要」画面で、「クイックスタート」欄の「シナリオ管理」をクリックする。
  6. 「このアプリケーションを実行しますか?」画面で、「実行」をクリックする。
  7. 「ライセンスの警告」画面で、「OK」をクリックする。
  8. 「ARCserve RHAマネージャ」画面で、メニューバーから「ヘルプ→登録」を選択する。
  9. 「CA ARCserve RHA Replication/High Availabilityの登録」画面で、登録キー欄に登録キーを入力し、「登録」をクリックする。
  10. この登録操作を、保有する登録キーぶん繰り返す。
  11. 「ARCserve RHAマネージャ」画面を閉じる。
  12. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityの概要」画面を閉じる。

エンジンのインストール(レプリカサーバー)

レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、以下の操作を行う。

  1. DVDドライブにインストールメディアを挿入し、実行する。
  2. 「CA ARCserve RHA r16 製品インストールブラウザ」画面で、「コンポーネントのインストール」をクリックする。
  3. コンポーネントのインストール」画面で、「CA ARCserve RHAエンジンのインストール」をクリックする。
  4. 「インストールで使用する言語を次の中から選択して下さい。」画面で、「OK」をクリックする。
  5. 「CA ARCserve RHAエンジン用のInstallShieldウィザードへようこそ」画面で、「次へ」をクリックする。
  6. 「使用許諾契約」画面で、「ライセンス使用条件に同意する」を選択し、「次へ」をクリックする。
  7. 「ユーザ情報」画面で、「次へ」をクリックする。
  8. 「カスタムセットアップ」画面で、「次へ」をクリックする。
  9. 「サービスログオン情報」画面で、「次へ」をクリックする。
  10. 「プログラムをインストールする準備ができました」画面で、「インストール」をクリックする。
  11. 「InstallShieldウィザードを完了しました」画面で、「完了」をクリックする。
  12. コンポーネントのインストール」画面で、「終了」をクリックする。

エンジンのインストール(マスタサーバー)

マスタサーバー(WINDOWS2008)で、上記「エンジンのインストール(レプリカサーバー)」と同じ手順で、エンジンのインストールを行う。

シナリオの作成

レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)で、以下の操作を行う。

  1. スタートメニューから「すべてのプログラム→CA→ARCserveRHA→概要ページ」を選択する。
  2. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityへのログイン」画面で、ユーザ名欄に「administrator」と入力し、パスワード欄にadministratorのパスワードを入力し、「ログイン」をクリックする。
  3. 「CA ARCserve Replication/High Availabilityの概要」画面で、「クイックスタート」欄の「シナリオ管理」をクリックする。
  4. 「CA ARCserve RHAマネージャー」画面で、メニューバーから「シナリオ→新規」を選択する。
  5. 「新規シナリオウィザードへようこそ」画面で、「次へ」をクリックする。
  6. 「サーバおよび製品タイプの選択」画面で、「次へ」をクリックする。
  7. 「マスタおよびレプリカホスト」画面で、マスタホスト名/IP欄に「WINDOWS2008」と入力し、レプリカホスト名/IP欄に「WINDOWS2008R2」と入力し、「次へ」をクリックする。
  8. 「エンジン検証」画面で、サーバーのステータスが「インストール済み」となっていることを確認し、「次へ」をクリックする。(エラーになる場合は、一時的にファイアウォールを無効にしてから「再検証」をクリックする)
  9. 「マスタルートディレクトリ」画面で、「C:\共有」フォルダにチェックを入れ、「次へ」をクリックする。
  10. 「レプリカルートディレクトリ」画面で、レプリカルートディレクトリ列の「C:\共有」をダブルクリックする。
  11. 「レプリカディレクトリの参照と選択」画面で、「C:\レプリケーション先\共有」フォルダを選択し、「OK」をクリックする。
  12. 「レプリカルートディレクトリ」画面で、「次へ」をクリックする。
  13. 「シナリオのプロパティ」画面で、「イベント通知→通知」を「オン」に変え、「イベント通知→通知→電子メールによる通知」を「オン」に変え以下のように入力する。
    1. メールサーバ:SMTPサーバーのコンピュータ名かIPアドレス
    2. 電子メールアドレス-差出人:メール送信者のメールアドレス
    3. 電子メールアドレス-宛先:メール受信者のメールアドレス
  14. 「シナリオのプロパティ」画面で、「レポート処理→電子メールによる通知」を「オン」に変え、以下のように入力する。
    1. メールサーバ:SMTPサーバーのコンピュータ名かIPアドレス
    2. 電子メールアドレス-差出人:メール送信者のメールアドレス
    3. 電子メールアドレス-宛先:メール受信者のメールアドレス
  15. 「シナリオのプロパティ」画面で、「次へ」をクリックする。
  16. 「マスタとレプリカのプロパティ」画面で、「次へ」をクリックする。
  17. 「シナリオの検証」画面で、「次へ」をクリックする。
  18. 「シナリオ実行」画面で、「終了」をクリックする。
  19. 「CA ARCserve RHA マネージャ」画面で、シナリオビュー欄の「FileServer」を選択し、メニューバーから「ツール→実行」を選択する。
  20. 「実行」画面で、「OK」をクリックする。

動作確認

  1. マスタサーバー(WINDOWS2008)のフォルダ「C:\共有」に、適当なファイルをコピーする。
  2. レプリカサーバー(WINDOWS2008R2)のフォルダ「C:\レプリケーション\共有」に、ファイルが正しくレプリケートされたことを確認する。

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